教員になってよかったと感じたこと①

教育・教員

それは

育児休業をとりやすいこと

です。

でも、教員は欠員が多くてただでさえ困っているのでは・・・?

その通りです。

でも会社の営業と比較してみてください。会社の営業は、自分がいなくなったら他の人に顧客を奪われてしまう、もしくは自分の顧客の数を伸ばしたいと思っている時期に育児休業を取ろうと思えるでしょうか?

おそらく思えないですよね。

その点教員は、顧客の存在というものがありません。(自分が育休から復帰したら担任する子どもがいなくなっていた・・・なんてことはありえませんよね。)

つまり育児休業を取ったところで、自分の業務がなくなる心配がありません。

ではデメリットはないのでしょうか。

それは、職員からの冷たい視線です。自分の業務が少なくなるということは、基本的に同じ職場の他の教員の業務を増やすことにつながってしまいます

そうすると業務が増えた教員からは冷たい視線が・・なんてことは考えられる話ですよね。

でも考えてみてください。そう考えたうえで、育休を取らなかったとしたら。

パパ育休を取らない。

→従来通り奥さんがほぼワンオペで育児をする。

→子どもを作りたい。たくさんの子どもを育てたいと思う気持ちがなくなる

→少子化が進んで国が廃れる。育児優遇制度が使われない結果、需要がないと見なされ、将来的に制度が改悪される。

→さらに少子化が進む。

という流れになると思いませんか?

ここで必要になってくる視点は、

物事をマクロな視点(全体像や大きな範囲を対象として考える視点)で見ること

だと考えます。

「教員である自分が育休を取ったら現場が疲弊してしまう

これは視点を学校現場だけに絞ったミクロな視点です。

私はマクロな視点

教員である自分が育休を取れば、自分に続いて育休を取る人が増えるかもしれない。そうすれば少子化を食い止めることに少し貢献できるかもしれないし、育休の制度がさらに充実するかもしれない。

と考えます。

従来、日本の雰囲気として、育休は女性が取るもので男性が取るものではないという風潮があった(もしくは今もある)のは、多くの方が感じてらっしゃることでしょう。

パパが育休を取らないということは、その風潮を促進してしまうことになりませんか?

教員業界は欠員が多いという点で非常に厳しい状況であることは確かですが、勇気を出して育休を取ってみませんか?

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